GET BACK TOGETHER
「あれから元気だった?」

「……うん……」

少し目を伏せて答えた絵麻。

俺を振ったから気まずいと思っているのだろうか。


「あのぉ~、私もいますけどぉ~?」

声の方へ顔を向けると、前田がニヤついていた。

とりあえず今は前田も居るし、二次会で話をしよう。

「前田、久しぶり。邪魔しちゃったかな。俺、行くな。じゃあまた後で」


俺は近藤達の居る向こう側の道路へ戻る。


「光輝、安東さんに会いに行ったわけ?」

戻るとまた今日も佐々木が絡んでくる。

「まぁ」

誤魔化しても見られていたなら仕方ない。

「ふーん」と佐々木はつまらなそうに呟いた。




披露宴は絵麻からかなり遠い席だった。
しかも顔すら見えない席。

どうやら戸塚と杉岡が俺達に気を遣ったようだ。
そんな気遣い要らなかった。

まぁでも披露宴で話せるとは思ってもいないし。

二次会で絵麻が一人のところを話し掛けよう。
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