GET BACK TOGETHER
進行役がビンゴの紙を配って回り始めた。

俺達のところにも来て紙を受け取ると、腕に布越しだけれど温かい感触が。

絵麻の腕が当たってる。

絵麻も気付いたようで腕を見た後、勢いよく視線を戻した。

絵麻は何を考えているだろう。

もう俺には触れたくもないのかな。

俺なんて布越しなのに勝手にこんなにも鼓動が反応してるのに。

ビンゴの紙を見ている絵麻から俺は腕を離した。

すると絵麻が再び腕を勢いよく見た。

何で離したんだって、寂しそうに見えるのは、俺がそう見えて欲しいって思っているせいじゃないよね?

「離れて欲しくなかったの?」

「ちがっ!!!」

顔を赤くして絵麻は俺から遠ざかるように離れた。

が、絵麻は驚いた顔をしてそのまま後ろに倒れていく。

絵麻は昔からおっちょこちょいだったのを思い出した。

もしかしてベンチの横に手置きがあるとでも思ってた?

『パシッ』と俺は手を伸ばして絵麻の腕を掴む。
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