GET BACK TOGETHER
絵麻を求めてる。

そんな自分にも呆れてしまう。


それなら絵麻が飽きるまで、とことん抱いて捨てられよう。

そう思った。


絵麻に合流すると会話することなく手を掴んで歩き出す。
向かうはラブホ。
今の絵麻に優しさなんて要らない。
だってただセックスするだけだから。


「光輝は、後悔しない……?」

部屋の前に着いたのに、絵麻が突然逃げ出そうとした。

そんな臆病なとこは、昔と変わってないね。

それよりも一ヶ月前にセックスしたのに、今確かめる必要なんてあるの?


「止めてほしいの?」

あぁそうか。
俺が嘘ついたからか。

俺が彼女がいるって言ったから罪悪感が沸いたとか?

自分はどうなんだよ。
あの頃だって俺に抱かれながら違う男のこと考えてたくせに。


「……止めない」


最後の『で』は言う前に口を塞いでやった。

結局するんなら聞く必要無かったでしょ。
< 288 / 481 >

この作品をシェア

pagetop