GET BACK TOGETHER
キスをしたまま部屋の中に入った。

もうこれで逃げられないよ。

優しくなんて出来ないし、しない。

優しくなんてしたら愛情が湧いてきてしまうから。

俺は絵麻から手を離してベッドの上に腰を下ろした。


「抱いて欲しいなら自分で脱いで」

そう言うと絵麻は固まった。

絵麻は自分から脱いだことはない。
いつも恥ずかしがって俺が脱がせていた。
もし俺の勘違いだったら絵麻は自分から脱げないだろう。

「どうするの?脱がないなら帰るよ?」

まだ俺自身、半信半疑だった。

今ならまだ昔の絵麻を見れたら、引き返せるかもしれないなんて思った。

だが、絵麻は俺の思いとは反してどんどん着ている物を剥ぎ取っていく。

コート、ワンピース……

俺はその様子を愕然としながら眺めていた。

そしてついに下着姿になった絵麻は俺に手を伸ばしてきた。


「まだ脱いでないよ?」

「え?」

「下着」

「い、意地悪しないで……」

「じゃあ、気持ちイイことしてあげないよ?」
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