GET BACK TOGETHER
「絵麻、ここ。当たってる」
突然、その声と共に視界には光輝の指が入ってきた。
私が両手で握っているビンゴの紙を光輝が指を差した。
いつの間にか進行役さんがガラガラを回して出てきた番号を読み上げていたようだ。
「き、気付かなかった!あ、ありがと!」
私は思いきり動揺してしまう。
さっきの光輝の言いかけた言葉が気になってトリップしていた私の手に、ふいに光輝の指が少し掠めただけで動揺してしまった。
落ち着いて私!と心の中で言い聞かせる。
「開けないの?開ける?」
光輝が優しく目尻を下げて言った。
私、その顔、大好きなの。
鎮めようとした鼓動は更に速さを増した。
私は言葉を出せなくてコクコクと必死に相槌を打つ。
私の反応を見た光輝はフワリと笑った後、私のビンゴの紙の穴を開けた。
私はその動作をじっと見ていた。
光輝の指って昔から長くて綺麗な指だなって……