GET BACK TOGETHER
私達の会話は昔からそうだった。
私はいつも何を話して良いかわからなくて黙ってばかりだったけれど、いつも光輝が会話を投げて繋げてくれた。

だからまたあの時のように会話が続くと思い私は顔を上げる。

「そうだね」

すると笑っていた光輝の顔が突然無表情になった。

どうしたの?


「……絵麻……『ではではー!今からこのガラガラを回していきまーす!出てきた番号を言ってきますので、皆様は言った番号の穴を開けてってくださいねー!一列ビンゴした方は大きな声でビンゴー!って叫んで下さい!』


光輝が何かを言おうとした時、進行役さんがそれを遮った。


……またまたタイミング。


「さっき何か言おうとしてたけど、何だった?」

タイミングの悪さを再び恨みながら光輝に訊いた。

「大したことじゃないよ」

笑って返した光輝。

「そう?」

光輝は笑って返してくれたけれど、私は気になってビンゴの紙を見ながら何を言おうとしてたのかなと考えていた。
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