GET BACK TOGETHER
でも絵麻はあのキスを見ていて、

ずっと不安を抱え続けて、

俺に別れを告げたのも、

まさか、

まさか……


「その後、光輝が、フラれたって、聞いた……」


あの短くなった髪も、実家から出て行ったのも全部、俺のせいだったわけ……?


俺が間違ってた……?


絵麻はずっと変わってなかったのか……?


「何でこんなこと!」

「じゃあ曖昧な態度を取らなきゃ良いじゃない!」

雪那に怒鳴ると、雪那はまた泣きながら叫んだ。

「それならあの日だって、私を彼女だって言わなきゃ良いじゃない!私の前で苦しそうな顔しなきゃ良いじゃない!」

苦しそうに顔を歪めてそう叫ぶと雪那はその場に泣き崩れた。

そんな姿とそんな言葉を聞かされたら、責めたかった言葉が喉の奥へと引っ込んだ。
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