GET BACK TOGETHER
「すいません。彼女がビンゴ」

何も言えない私を見兼ねたのか、光輝が私の代わりに手を上げて言った。

『確認しますので前にー!』

ハイテンションの進行役さんがマイク越しに言った。


えぇ!前に!?


「絵麻、いってらっしゃい」

「……」


当たってしまったし、光輝が言っちゃったから行くしか無いよね……。

固まっていた私は重い腰を上げて立ち上がる。


引っ込み思案で目立つことが苦手な私。
目立つことが嫌いになったのは、顔がすぐ赤くなることを小学生の時に男の子に笑ってバカにされたからなのだ。

周りはザワザワ。
皆何かを言っているけれど、緊張しすぎている私の耳には入ってこない。

沢山の視線を感じる……。

恥ずかしい……。

顔が熱い。

絶対今の私の顔は真っ赤。
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