GET BACK TOGETHER
「君は此所で何してるわけ……?」

医師が居なくなると大知が俺を鋭い眼光で睨む。

「何、彼氏だなんて勝手に答えてるわけ!?」

前田も。

「帰れよっ!彼女をどれだけ傷付けたか分かってるだろっ!」

大知は怒りで肩を震わせ、顔を歪ませている。

「……分かってます。全部俺の責任です」

俺は椅子から立ち上がって頭を下げた。
謝って済む問題じゃないけれど、絵麻と居るためにまずやらなくてはいけないことだから。

「分かってるなら帰れよ!」

大知が再び怒鳴った。

俺だって時間を戻せるなら巻き戻したい程、後悔してる。
何であんな態度を取ってしまったのだろうって。
絵麻を突き放して、一人にさせて、不安にさせてしまったのだろうって……

「大知さん、落ち着いて下さい。高遠君も頭を上げて。それより今は絵麻の話をしたいので」

俺と大知の間に榊原が立った。
大知はハッと息を大きく吐いて、俺から顔を逸らした。


椅子に座り直して、話し合いをすることになった。
< 382 / 481 >

この作品をシェア

pagetop