GET BACK TOGETHER
「絵麻は実家に話してないよね、きっと」

榊原が話をし始める。

「多分……話してないと思うよ。私達にだってまともに話してないし……」

前田が不安げに返す。

「一人で育てるって僕も聞いていたから、きっとまだ話してないんじゃないかな……」

大知も同じ顔で答える。

「そうよね」

頷く榊原。

「あんな絵麻、見たことない……」

前田が呆然と呟いた。

「一人で育てて行こうって決めた赤ちゃんが死んでしまったんだ」

大知が苦しそうな顔で溢す。

「それに今のあの状況は確かに一人にするのは危ない」

あの発狂を思い出したのだろう、大知が続けた。

俺もそう思う。
絶対誰か監視役がいる。

「俺が絵麻を見ます」


俺がそう言うと、一気に感じる視線と静寂。


「君……自分の言ってる意味、分かってる……?」

大知の肩がワナワナと震えている。

「はい。もし絵麻がこのままだとしても俺が一生絵麻の傍にいます」
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