GET BACK TOGETHER
俺の心に焦りが渦巻き始めた時、


「でも私、退院したら光輝の家にいきます」

まさかの答えが絵麻の口から飛び出した。
俺は目を見開いて驚いてしまった。
嬉しいが、こんなにあっさり了承してくれるととは思わなかったから。

「絵麻!?」
「絵麻ちゃん!?」

前田と大知はやっぱり納得していないらしい。
二人とも椅子に座っていたのに立ち上がって、

「高遠君は絵麻に酷いことしたんだよ!?」
「そうだよ!冷静になって考えて!」

ベッドの上の絵麻に詰め寄る。

「二人とも落ち着いて」

榊原が冷静にそんな二人を止める。

「絵麻、本当にそれで良いのね」

榊原が念を押して確認した。
未だに信じられない俺は絵麻の反応をじっと見守ると、絵麻はゆっくりと頷いた。

「そっか。じゃあ高遠君、絵麻をお願いします」

榊原は納得してくれたようだ。

「朋!」

前田は感情的に声を荒げたので納得していないようだ。
顔を顰め続けている大知も。
< 391 / 481 >

この作品をシェア

pagetop