GET BACK TOGETHER
仕事も家で出来るように打ち合わせを早めてもらったり。
その多忙な間も、絵麻の顔は毎日会いに行った。
平日は午後十五時から二十時まで面会出来るので、忙しくても三十分は絵麻と過ごした。


「絵麻、今日は良い天気だね」

「……」

「これ、絵麻の好きなプリン。後で食べて」

「……」

「あとさ訊きたいんだけど、絵麻仕事はどうする?」

「……」

「ずっと休むことは出来ないだろ?無理はしないで。辞めるならそれでも良い。俺が居るから心配しないで。絵麻は身体を休めることに集中して」

「……」

「絵麻のために色々用意したから、退院の日は服とかだけあれば良いから」

「……」


絵麻は喋ってくれない。

いつも俺が一方的に話している。

笑顔も見せてくれない。

絵麻はいつも無表情。

でもへこたれない。

こんなにも絵麻の心を壊したのは俺だから。
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