GET BACK TOGETHER
俺は布団の上に手を伸ばす。
さっき拒絶されたけれど、手の温もりって落ち着くと思う。
だって少なくとも俺は絵麻の手を握るといつも落ち着けたから。

俺は布団の上に再び手を乗せる。
絵麻はビクッと再び身体を竦めたけれど俺は気にせずに撫でる。

「絵麻が眠るまで此所に居させて?」

「……」

「赤ちゃんは全部俺のせいだ」

「……」

「だから絵麻が自分を追い詰める必要は無いから」

「……」

「俺を責めて気が済むなら責めてよ」

「……」

「だから絵麻が自分を追い詰めるようなことはしないで」

「……」


暫く語りかけながら撫でていたら、絵麻から寝息が聞こえてきた。
俺もそれを確認すると急激に眠気が襲ってきた。
なんとか気力で立ち上がり、ソファベッドに沈んだ。
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