GET BACK TOGETHER
そのまま通話を切ると手の中でまた携帯が震える。

『大知です。絵麻ちゃんはどう?』

出るとまさかの相手だった。

「変わらずです」

『そっか……。メールしても返してくれないからさ、心配で……。それに仕事もあるから返事を返して欲しいんだけど……』

「絵麻は今はまだ仕事には戻れないです」

言葉を少し濁して伝えた。
今の状況は榊原にも言えない。

『……分かった。絵麻ちゃんに電話してみる』

きっと大知の電話は出ないだろうな。


絵麻は相変わらず心を閉ざしたまま。
行動も病気のせいか遅い。

そして服は交互に同じ服を着ている。
俺が洗濯しておいたものを次の日に着ている。
昔は服が好きで、よくウィンドウショピングをしていたのに。

絵麻は昼過ぎには必ず昼寝をしていた。
これも病気のせいだろう。

絵麻に無視されているが、絵麻との生活を楽しんでもいた。
大学を卒業してからずっと仕事ばかりの毎日だった。
それがこんな形でも、大好きな絵麻と居られるんだから。

でも、どうにか絵麻を変える衝撃を与えないとな……
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