GET BACK TOGETHER
目からは勝手にハラハラと涙が落ちていく。

もう、いや……

全部が苦しい。

でも何に苦しいかも分からない。

だけれどその理由も知りたくない。

何もかもがどうでも良い。

また涙が止まらない。


早く夢なら醒めてよ……




次に気が付くと、やっぱり真っ暗闇の中。

私の現実はやっぱりここなのね。

あの都合の良い夢の中に戻りたい……


もう目を瞑ろう。

あの幸せの夢を見て、幸せを味わいたい。

眠れるかは分からないけれど……


私は長い時間、膝を抱えて顔を埋めて泣いていたと思う。




「光輝!」


光輝の名前を叫ぶ声が突然聞こえてきて私は顔を上げた。
目の前には何故か床に横たわっている光輝と、すぐにその光輝へと駆け寄っていく女の人が見えた。
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