GET BACK TOGETHER
『ピーポーピーポーピーポー』


そこに響いてきた救急車のサイレンに動きが止まる。

もしかして、光輝を運ぶ救急車の音?

そして次にハッとした。

そうだ……

光輝は……大丈夫なの……?


頭の中に浮かんだのは、倒れて動かない光輝。


あのまま、死んじゃったり、しないよね……?

足元から恐怖が這い上がってきて身体がまた震える。


もしこのまま光輝が死んでしまったら……私のせい……。

罪悪感と恐怖心で胸が苦しい。

涙も止まらない。

光輝がどうなったか、怖すぎて知りたくない……。

私は手摺りの上に立ち上がろうとそこに足を乗せる。


私なんて、さっさと消えるべき人間だ……。


『絵麻、きっと苦しいのは絵麻だけじゃないよ』


その時、朋ちゃんの声が頭の中に過ぎって私は再び動きを止めた。


いつ、言われたのだろう……。

分からないけれど、最近言われた気がする……。
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