GET BACK TOGETHER
私が悪態をつき続けていたのに、光輝はずっと傍に居てくれた。

私を信じてくれた。

私を病院に迎えに来てくれた日から、ずっと、ずっと……


『俺は絵麻と幸せになりたい』


うん……

私も、光輝と幸せになりたい……。


死のうなんて、現実から逃げようとして……私ってなんて馬鹿な人間なんだろう……。


光輝のところに向かわなきゃ……!


泣いてる場合じゃない。

私は涙を拭いた。

それから来た道を戻ろうとした。

だが辺りを見渡しても来た方向も分からない。

光輝の会社の名前すら覚えていない。

どこまで馬鹿なの、私……でも落ち込んでいる場合じゃない。

私は小さいポシェットをぶら下げていたので中身を確かめる。

携帯が入っていたので、とりあえず光輝に電話を掛けてみた。

でも繋がらない。

あとはお財布が入っていたので中を確認すると、お札も入っていた。

タクシーに乗ろう。
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