GET BACK TOGETHER
「でもね、光輝が倒れるまで私を見てくれたのに、光輝が死んじゃったら、どうしようって……」

涙がやっぱり溢れてきた。

ホント、弱い自分が情けない……。

「気付いたら、必死に病院に走ってた……」

でも最後まで伝えるんだ……。

「私以外の女の子と仲良くしないで……」

「え?」

「私、ずっと嫌だった……。中学の時から、女子に囲まれてる光輝……」

「え」

光輝はポカンとした後、目を見開いた。
きっと今更何の話をしてるんだって思ってるよね。


「でもね、ホントに嫌だったのは、何も言えない弱い自分……」

私はずっと自分が嫌いだった。


「高校が離れ離れになって、ずっと不安だった……。光輝は格好良くて、モテるから、いつか私じゃない、女の子に、捕られちゃう、んじゃないかって……っ」

私はずっと不安だった。


「京都の大学に、進んだ時には、高校の時よりも、不安だった……。毎日光輝から、来る連絡に、今日も光輝は、私の彼で居てくれたって、ホッとした……っ」

ずっと、ずっと……


「私、光輝が、大切なはずなのに、傷付くのが怖くて、逃げた……。結局、自分を、守ることしか、考えて、なかったの……。再会してからも、そう……」

でも口に出したことは無かった。
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