GET BACK TOGETHER
「でもどうしてわかったわけ?」

「左手の薬指。してないから」

やっぱり女子は皆まずそこをチェックするものなのか。


「ちょっと絵麻、私のモノなんだから止めてって言った方が良いよ!」

再び沙希ちゃんがこっそり私の耳元で苛々した声で言う。
私はそれに対して眉を下げて笑って誤魔化す。


でもね、私には今の自分のポジションがわからないの。

だから私に何かを言う権利があるかすらわからない……。

今日はそれを確認しに私は来たから。


「そんなとこ見てるの。女子って凄いね」

フッと笑いながら返す光輝。

「そりゃ不倫はやだもん。じゃあ彼女はいる?いないなら私、立候補しちゃう!」


再び女子が訊いた質問に私は動きを止める。


光輝は、なんて答えるの……?


光輝が出す答えに、耳に全神経を集中させて待つ。






「いるよ。昨日も会ってた」


え。
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