GET BACK TOGETHER
光輝は返答もせず、長い沈黙を作っていた。


光輝はあの時も結婚式の日も、私を騙してたでしょ?

だから今の彼女にだって同じことを平気で出来るでしょ?


「訊いてる?」

強気になって返事を催促すると、


『…………突然何?』

やっと反応が返ってきた。


『俺、彼女いるって言ったけど?聞いてたでしょ?それで帰ったんじゃないの?』

と思ったら、あっけらかんと言葉を放った。

光輝の口から直接聞かされて、胸にはまるで刃物で刺されたような痛みが走った。


「そうだね。でもそれなら、何で私とホテルに行ったの?」

心は落ちていくが私はなんとか平静を装って強気で返した。

光輝の口から、私の方が今の彼女よりも良いと言って欲しかったから。


『……』


だが光輝は再び長い沈黙を作る。

何も答えられないのは、私とは身体だけだってことだよね……?
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