GET BACK TOGETHER
 
そしてラブホテルの部屋の前。


彼女は、本当にいいの?

私も良いの?

と、ホテルまでの道のり、ずっと心の中で自問自答を繰り返していた。

さっき光輝を誘い出した人物と別人のようになっていた。

臆病で弱気な私はやっぱり罪悪感が湧いてきてしまった。

逃げたくなってしまった。

この前は何も知らなかったから抱かれた。

でも今は人のモノだって知っている。

人のモノに手を出すなんて最低なこと。

抱かれてしまったら、後戻りなんて出来ない。

光輝には最低な女だと思われる……というか既にもう思われているかもしれない。

私はやっぱりどこまでいっても臆病なんだ……。


「光輝は、後悔しない……?」

私は勇気を振り絞って目の前の光輝に訊いた。

声が掠れて、繋がれている手にも力が入ってしまった。
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