GET BACK TOGETHER
電気は今日も点けられていない。
時間は夜だから、灯りは窓から差し込む月明かりだけ。

でも……


「どうするの?脱がないなら帰るよ?」

笑顔を消した光輝が無情な言葉を放つ。


帰るなんて言わないで……。

急かすように言われて私は心を決める。


手が震える……

恥ずかしすぎて……


そんな私に射抜くような瞳を向けている光輝。

身体に突き刺さる視線に更に鼓動が速くなる。

その視線だけで身体の奥は熱くなって疼きだす。


私は言われるがまま、まずコートを床に落とした。

次に背中に腕を回すと背中のファスナーをゆっくりと下ろす。

そして肩からするりと落とすとワンピースはそのまま足元へパサリと落ちた。

今日の服はワンピースだから簡単に脱げた。

素肌が空気に触れるけれど全く寒さを感じない。
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