GET BACK TOGETHER
「やだ……!光輝が欲しいの……っ!」

そう懇願すると光輝の目が妖艶な形を作る。


「仕方ないね」

「きゃっ!」

そう言った光輝に腕を引っ張られ、私は顔からベッドにボスンと沈んだ。

すると後ろからカチャカチャとベルトを外す音が聞こえきたので私は振り返る。
光輝は私のお尻を掴み、後ろから私の中に入ろうとしていた。


「光輝、待って!」

「何?」

止めると、光輝は不機嫌な表情を作った。

「服脱いで?」

この前と一緒で服すら脱いでない。

「脱ぐ必要ないでしょ。一回ヤったら帰るから」

「え」

その一言に硬直した。

まさか、この前の結婚式の日も脱いでくれなかったのは、そのつもりだった……?


「自分がそういう関係を望んだんでしょ?」

笑いながら光輝は言った。

そうだよ。
確かに望んだ。
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