GET BACK TOGETHER
「どぉ、してっ?」

「わかるでしょ?」


クスリと笑うと光輝は私の腕を引っ張って身体を起こさせると、自分の上に私を繋がったまま跨らせた。

そして息も整わない私の背中をツツツと指で掠めるように触れながら、目尻を下げて微笑む光輝。


「んんん……っ」

私の中に入り続けている熱の塊。

背中に触れるその指先。

ゾクゾク興奮して私は腰を唸らせる。


「こーゆー気持ちイイことするため」


それはセックスの相手として…………


でも私がこの場で嫌だと言ったら、光輝は私を放って帰っていくだろう。


でも、それでも……


光輝がセフレでも私を欲しいと思ってくれるなら、それでも良い……。


でも……


「……彼女は、良いの……?」
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