敏腕CEOは執愛で契約妻の初めてを暴きたい
こうなったらもう本心をさらけ出すしかないと覚悟を決める。

「だめだ。マンションに連れて帰るまでは離さない」

仁くんは頑なに私を縛りつけた。

気が急いているのか、しきりに窓の外の景色を視線で追っている。

こんなにも余裕のない彼を見たのは初めてだった。




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