年下男子に追いかけられて極甘求婚されています
「本当に潤くんったら、私のこと好きだよね」
「好きに決まってる。だからこうして狼になりに来たんだよ」
「きゃっ」
不意打ちに押し倒され、柔らかなベッドに身が沈んでいく。
「……潤くん、私、明日も朝から仕事」
「うん、俺も。だから今日はここに泊まらせて」
「……隣の部屋、愛莉ちゃんいるんだけど」
「知ってる。だから声は我慢して」
「……狼になっちゃうの?」
「なぎが今日頑張ってくれたから、癒してあげたいし俺も癒されたいんだよ」
「ふふ、何そ……んっ」
突然の貪るような深い口づけに簡単に理性が吹き飛びそうになる。
「早くしないと明日も朝早いんだから」
「どの口が言うのよ、バカ狼」
精一杯強がってみたけどその甘い視線から逃れられるわけがなく、簡単に潤くんの欲望に堕ちた。もちろん、こちらからも潤くんの首に手を回して引き寄せたのだけど。
「なぎ、いい香りがする」
「うん、お風呂気持ちよかったから」
「もっと気持ちよくしていい?」
「うん、して……」
艶やかな声と吐息が耳元に囁かれるたび、体の奥がぎゅんと痺れる。
明日も朝から仕事があり女将修行はまだ続いている。そしてここは富田屋の従業員用の部屋であり、壁を一枚隔てた隣には愛莉ちゃんもいるというのに。
妙な背徳感が余計にこの状況を燃え上がらせ、私たちはシーツの波に溺れていった。