俺がお前を夢の舞台へ
「頑張れ勇翔……」


勇翔なら大丈夫。


根拠はないけどそう感じた。


尚輝くんがマウンドに上がる。


何かを勇翔に言ってるみたいだけど、勇翔はずっと首を振っている。


尚輝くんが必死に話をしているけど、勇翔は聞く耳を持たないといった様子だ。


動きから察するに、尚輝くんはピッチャー交代を主張している。


それを拒んでいるのが勇翔。


ここからはそう見えた。


見かねたタローがマウンドに駆け寄る。


勇翔はタローと尚輝くんに何かを説明し、二人を納得させたみたいだ。


二人はそれぞれの守備位置に戻り、勇翔はロジンに触れる。


「頼むぞー勇翔」


大柳先生には投手交代という選択肢はないみたいだ。
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