青空

自信 日向

日向「お疲れー♪」
「ほんと、日向ちゃんすごい」
日向「全然だよー!あ、ジュース買って来るから先、行っててー」

暑い暑い!まだ、5月なのに少し動いただけで汗が、、

川越日向
4月にこの高校に入学したばっかの1年
色々不安だったけど新しい仲間もできたし
勉強は普通かな、、

でも、気になることは1つ、、
目の前にうずくまっている男子
赤のネクタイだから同じ1年

この前も下を向いてブツブツ言っていた
そして今も!そこだけ別の場所にいるみたいに暗い

日向「はい、ジュース」
幸矢「あ、、サンキュー、、」
日向「まーた、何かあったの?」
幸矢「うまくいかないんだ、、サッカー、、」
日向「うまくいかないうまくいかないって思ってるからじゃないの?」
幸矢「、、」
日向「下ばっかむいちゃーいいことないよ?
とりあえずこれでも飲んで落ち着けば?」

幸矢「お前はすげぇよな」

何、こいつ?ばかじゃないの?

日向「うずくまっちゃー何もはじまらない!
上を向いて頑張ろうよ!」

そう、うちは何でも上を向かないと始まらない
それを教えてくれたのはおばあちゃん

私が5歳の時
1番下の妹が産まれて
「めんどくさい」と言い残して家を出て行った父
それで母も泣きじゃくって逃げて戻ってこなかった

うちと同時2歳の弟、0歳の妹
どうすることもできなかった

それから半日
うちは幼いながらも2人の面倒を見ていた
状況を知った近所の人が来てくれて預けてもらった

一応、誰がきてもいいように
預けてもらってると紙を残して

2日後、父方の母がきてくれた
父は実家にも戻ってこなかったそう

で、父方の父、母が面倒を見ることになり
今もおじいちゃんは亡くなって
おばあちゃんと私と中1の弟、小5の妹と
住んでいる

6歳の時
状況が理解できずいじけていた時
例えたら悪いけど今、目の前にいる男子と
同じように自分なんていらないと思っていた

日向「パパ、ママは日向達がいらないんでしょ?なら、3人で上から落ちればパパとママは
仲良くできるでしょ?」

おばあちゃんは涙をたくさん流して
抱きついてくれた

ばあちゃん「ばか、、日向ちゃん。あのね、悪いのは誰だと思う?そんなことでビクビク逃げる方が悪いの。何で3人がいなくなるの?あたしが許さないわ。そうだ♪外に行こうよ!天気もいいし気持ちいいよー♪」

それで下の2人がお昼寝しているうちに
ばあちゃんと2人、野畑へ行った

花が一面、ずらりと
日向「わあ!きれい、、」
ばあちゃん「ね、いいでしょ?ほら、上を見てみ?お空が綺麗だよ!」

日向「わーっ!すごーい!気持ちいいー♪」
風も同時に吹いた
その時、何もかも嫌なことを忘れました

日向「ありがとう!おばあちゃん!日向もパパとママ、嫌ーい!でも、おばあちゃんは大好き♪」
ばあちゃん「よかったー!ばあちゃんは3人の味方だからね!」

その時以来、よく、空を見上げるようになった
空を見ると不思議と笑顔になれる

今は大変だけど頑張ろう!って思う
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