エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
***
「え! スイーツバイキング!?」
「うん。千晃さん、甘党らしくて……」
「へぇ〜いいじゃん」
スイーツバイキングから数日後の料理のお稽古の日。明日香さんにお見合いの日のこととスイーツバイキングに行ったと言うことを報告していた。
「香澄ちゃんも甘党だし、相性いいね。楽しかった?」
「うん! とっても!」
あの日は本当に楽しく過ごせたと思う。男性への免疫がない私でも楽しめた。きっと、千晃さんが優しいからだと思うけど……。
「それなら良かった。じゃあ、彼のためにお菓子を作る練習する?」
「千晃さんのために?」
「うん、また会うんでしょ? その時渡せばどうかな」
「受け取ってもらえるかしら……」
明日香さんは私の言葉には反応しなくて「これとか簡単よ?」とレシピ本を見て私に見せた。