エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
「美味しかったですね、とても楽しかったです」
「私もとても楽しかった」
本当美味しかった。久しぶりにこんないっぱい食べた気がする……明日からダイエットしなくちゃ。
「……七瀬さん」
「はい?」
「香澄さんとお呼びしてもいいですか?」
「えっ、はい。全然大丈夫です」
「ありがとうございます、香澄さん」
なんだかくすぐったいけど……嫌じゃないかも。
「私のことは千晃と呼んでいただけたら嬉しいです」
「ち、ち、千晃さん……」
うう、なかなか名前で呼ぶのは恥ずかしい。
でも普通に呼べるようにならなくちゃダメだよね。
「帰りましょうか、送ります」
「はい。お願いします」
小鳥遊さんの車にまた乗り込むと自宅まで真っ直ぐ送り届けてくれた。