エリート放射線技師は、ウブな彼女をたっぷりの溺愛で甘やかす。
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千晃さんが行ってしまって三十分ほど、私はゆっくりテレビを見ながら夕飯を作っているとスマホがブーブーと鳴り始めた。
音の先は、私のスマホじゃなく千晃さんのスマホが震えていて病院名が表示されていたが私が反応が遅くて切れてしまった。
「……やばい、どうしよう。病院に連絡しないと、」
放射線科に電話すればいいかな、たしか連絡先をスマホに入れたはずだと思い自分のスマホから病院へと電話をかけた。
「――はい、さくらファミリー総合病院榊原です」
「お世話になってます、七瀬香澄と申します。放射線科に勤務されている千晃さ……小鳥遊千晃さんに繋げていただけますか?」
「うちの小鳥遊とお知り合いでしょうか?」
「はい、婚約者です」
一応婚約者、だよね? プロポーズはされてないけど……