好きっていえない2人の関係
「そこのベッドのとこ座っていいよ」
哲平はテレビが見える位置にあるベッドの上に朱里を座らせた。
テレビの電源を入れ、少し前に有名になった恋愛映画を流し、朱里の横に座った。
哲平は見るのが2回目だった。
1回目は映画館で彼女と見ていた。

50分くらいたっただろうか。
お互い集中して見ていたが、だんだんと飽き始めて来ていた。
そんな時、
「ねー最近どうなの?」
朱里が突然聞いてきた。
「どうって何が?笑」
哲平はとぼけて聞き返した。
「彼女さんとのことだよ笑」
朱里は笑って答えた。
「んーずっとなんとも言えん感じで続いとる笑」
哲平は彼女と付き合って1年と2ヶ月経っていた。
なんだかんだで続いていた。
「そうなのか笑」
「そっちは?」
「え?何が?笑」
朱里は真似してとぼけてきた。
「何が?じゃねーよ笑彼氏さんと上手くいっとる?笑」
「当たり前やんか笑もうすぐ2年かなー」
朱里は笑いながら答えた。
「まじか!すごいなー笑」
「でしょ笑」
朱里はにっこりしながら答えてくれた。
でも、少し違和感を覚えた。
いつも話す時にはもっと明るく、自慢げに笑うのに、今日は作り笑いのような笑い方だった。

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