キラキラ星
「美月の心臓を私のと交換してあげたい…」と

母さんが泣き、婆ちゃんが背中をさすってる。

俺は呆然としていた。

それから無言でしばらくそこにいたが、ICUの休憩室へ移動した。

俺の腹が鳴った。婆ちゃんと母さんがハッと気づいて、「腹が減っては戦はできないから売店で弁当でも買ってたべようか。」と

婆ちゃんは、売店に向かった。

「母さん、美月と登校した時に俺が熱に気づいてたらこんな事にならなかったのにゴメン。」

「光のせいじゃあ無い! 誰のせいでも無い。
美月は熱があるとわかってたと思う…

次に発作が起きたら心臓がもたないかもしれない事もわかってたのに…

それでも日常の生活がしたかったんだよ…だから、美月の事も自分も家族も誰の事も責めないで欲しい。」

「うん。でも!」

「光! 誰も悪くない! ね。そうでしょう?」

「うん。わかった。」
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