妊娠前提マリアージュ~強面の海運王の身ごもり妻、赤ちゃんの誕生日が二人の離婚予定日~
「…下の美晴は姉に比べて…その…異性に対しては余り免疫が無くて…」
「へぇー…そうなんですか・・・」
凪良社長はお母さんの言葉を真に受けていた。
免疫がないから、免疫を付ける為に馬鹿なコトをしてしまった。
オトコが付けたキスマークは日が経つにつれて、消えていったが。
私のワンピースに付着した銀色の髪の毛で相手のオトコが外人だと分かった。
「凪良さんは姉の雪美をご存知ですよね…雪美から…高校の同級生だと訊きました」
「…雪美さんのコトは知っています…勿論…ご主人の正史さんのコトも…正史は俺の友人でした・・・」
彼はそう言って、フォアグラをナイフで切り分け、フォークで口に運んだ。
凪良社長はお姉ちゃんに告白したコトがあるらしい。
でも、正史さんと交際していたお姉ちゃんは凪良社長をフッてしまった。
正史さんと凪良社長の友人関係も壊れ、十年以上互いに連絡を取り合っていない。
その中での、私と凪良社長の結婚。
お姉ちゃん的には過去にフッた男が妹の私の夫になり、義理に弟になるなんて何だかフクザツなよう。正史さんも同じだった。
「へぇー…そうなんですか・・・」
凪良社長はお母さんの言葉を真に受けていた。
免疫がないから、免疫を付ける為に馬鹿なコトをしてしまった。
オトコが付けたキスマークは日が経つにつれて、消えていったが。
私のワンピースに付着した銀色の髪の毛で相手のオトコが外人だと分かった。
「凪良さんは姉の雪美をご存知ですよね…雪美から…高校の同級生だと訊きました」
「…雪美さんのコトは知っています…勿論…ご主人の正史さんのコトも…正史は俺の友人でした・・・」
彼はそう言って、フォアグラをナイフで切り分け、フォークで口に運んだ。
凪良社長はお姉ちゃんに告白したコトがあるらしい。
でも、正史さんと交際していたお姉ちゃんは凪良社長をフッてしまった。
正史さんと凪良社長の友人関係も壊れ、十年以上互いに連絡を取り合っていない。
その中での、私と凪良社長の結婚。
お姉ちゃん的には過去にフッた男が妹の私の夫になり、義理に弟になるなんて何だかフクザツなよう。正史さんも同じだった。