そういう目で見ています
「…あ…。」
(たま)らないな。詩乃ちゃんは?」

詩乃の手を握ったままの社長は自分の首の後ろに、詩乃の手を回させる。

くらり、とした。

「なんか……どきどきします」
「うん。俺も」

見るだけだった人に……触れてしまった。
温かい肩や……首に。

「詩乃ちゃんのうなじ……もちろん最高なんだけど君をこの3ヶ月見てきて、その仕事への前向きさも、俺を真っ直ぐに見てくれるその瞳にもすごく惹かれて、つまり……俺と付き合わないかな……ってことなんだけど」

いつでも、スーツ姿を見せてあげるよ?

とっても甘く囁かれてしまいました!

そう言われたら……頷く以外の選択肢はなかった気がするのですが……。


    ✽+†+✽―END―✽+†+✽

     

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