クールなあなたの愛なんて信じない…愛のない結婚は遠慮します!


「あの頃の俺とは変わっても、君を想う気持ちに嘘は無い。
 今は、飾らない素のままの自分で君の前に立っている。わかって欲しい。」

「大丈夫。信じているわ。」

「俺の言葉が、信じられる?」
「ええ…あなたが私を『好き』って言ってくれる限りね。」

「もしかして…この前プロポーズした時は、
 君が好きだって言わなかったからフラれたのか?」

フフッと梓が笑顔で答える。
「そうよ、私を愛してくれる人でなくちゃ結婚できないわ。」

航はがっくりと項垂れた。あの日だって勢い余ってのプロポーズだったが
梓を愛しいと思う気持ちは今日と同じだったのだ。

「参ったな…。また間違えるところだった。」

もう一度梓を抱き寄せて、その耳元に囁く。

「愛してるよ、奥さん。」

梓は軽く航の頬にキスを返した。

「私もよ。」


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