今度こそ幸せになるの!〜母の再婚先で愛され生活〜
ますます分からなくて首を傾げる。
「ここから大学まで少し距離があるし、初めてだから何かと大変だろう。
遠慮しないで。
星羽、妹の面倒ちゃんと見てあげるんだぞ」
もう結構大人なんだけどなぁ…
でも都重さんにここまで言われて、さらに申し訳なさそうな顔をされると、こちらからは何も言えなくなってしまう。
後の頼みは星羽さんだけなんだけど…
「…分かった」
「え?」
想像していた返事と違う言葉が聞こえてきて聞き間違いかと思った。
星羽さんを見ると気まずそうな顔しながらまた目を逸らされた。
"分かった”____
何故?
だって女性が苦手なら一緒に行くとか嫌なはずでしょ?
断ってくれればこっちでも話合わせることが出来るのに…
星羽さんは残っていた朝食を食べ終わると椅子に掛けてあった上着を手に取った。
「15分後、玄関集合」
それだけ言って去って行ってしまった。
あまりの出来事に星羽さんが去って行った方を見ながら固まってしまう。
その様子を見ていた母と都重さんは、お互いに微笑み合い早く食べちゃいなさいと急かす。
私はまだ処理しきれていない頭でただ朝食を口に運んだ。