『ミステリアスと噂の遥くんが、2人になると甘すぎるんです』
『2』


三角街から高校までは、電車を2回乗り継いで通う。


初めての電車通学は、まさに青春の匂いがした。



水玉模様のように散らばった声の中には
恋愛の話が沢山散らばっていて、車内は満開に咲いた花のように活気に溢れている。


勿論、そこには杉野遥の話もあった。


「聞いて!昨日遥くんと目があったの!!」

「えー、絶対に気のせいだよ」

「ほんとだもーん。1秒以上目が合ったの!!」


「1秒って、ただの偶然じゃん」
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