『ミステリアスと噂の遥くんが、2人になると甘すぎるんです』
杉野遥。

こんな間近で彼の顔を見たのは初めてだ。


彼に対する女子生徒の噂は何度も耳にしたことはあった。

かっこいい。
ミステリアス。
王子様。



まさか、同じ屋根の下で暮らすことになるなんて。




私の心は、シャボン玉のようにフワフワと宙を舞い、そして激しく割れて消えた。



予想外の状況に頭の中が真っ白に一変し、
何も考えることができなくなった。


そうして、真っ白な頭のまま新しい生活が始まり、気がつけば夜になっていた。
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