ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
第1章

出逢い

「ルチア・クリスタル様。

ルミナスであるレイ様の命によりお迎えにあがりました。

城までご同行お願い致します。」


日が落ちて、夜の静けさが訪れる時。
私の前には背の大きい騎士が1人と数人の兵士がいた。


「何を考えてるのか知らないけど、私は戻るつもりはないって伝えて。」


「あなたをお連れするまで城には戻るなと言われてまして。」


「じゃあ、戻らなければいいじゃない。
もう、用はないでしょ?帰って。」


私はドアを思いっきり閉める。


誰にも関わりたくない。
1人でいたい。


部屋の隅で膝を抱える。
カーテンも開けずに暗いところで。


お母様…。
何故私が生きてるの…?


暗闇と共に眠りに落ちた。
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