ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
✳︎✳︎✳︎
「はぁ…はぁ…。
私、いつの間にか寝ちゃってたんだ。」
窓から外の様子を伺うと、闇に包まれていた。
この景色が落ち着くと同時に、悪夢が蘇る。
苦しくて、息ができない。
逃げたいのに逃げることができない。
忘れたいのに忘れる事を許されない。
なぜなら、私が災いを齎したから。
私のせいで私にとっても、私の大切な人にとっても大事な人。
大好きな人の命を守れなかった。
いつも守られてばかり。
二度と悲劇を繰り返さないために私は、誰とも関わらない。
1人で生きていくことを選ぶ。
愛なんていらない。
感情なんてとっくの昔に捨てた。
こんなに鮮明に悪夢が蘇るのは、きっとあの騎士のせい。
今更城に戻れって何を考えてるのかわからない。
ルミナスの命と言われてもどうせ‘’王“が言いだしたことだ。
絶対に指示に従うつもりはない。
そう誓い再び私は眠りに落ちた。
太陽が昇りはじめた朝方。
辺りは薄暗い頃にまた、“あの光景“が出て目を覚ます。
なんで…?前はこんなに出て来なかったのに。
最近毎日出てくる気がする…。
いつもなら落ち着く家の中が息苦しく感じて外へ出る。
「……っ!?」
いるはずのない人がいて声にならなかった。
「やっと出てきてくれました。
ルチア様、俺と一緒に城に戻りましょう。」
ドアの横に背を預けて立っていたのは、昨日来た背の高い騎士だった。
「はぁ…はぁ…。
私、いつの間にか寝ちゃってたんだ。」
窓から外の様子を伺うと、闇に包まれていた。
この景色が落ち着くと同時に、悪夢が蘇る。
苦しくて、息ができない。
逃げたいのに逃げることができない。
忘れたいのに忘れる事を許されない。
なぜなら、私が災いを齎したから。
私のせいで私にとっても、私の大切な人にとっても大事な人。
大好きな人の命を守れなかった。
いつも守られてばかり。
二度と悲劇を繰り返さないために私は、誰とも関わらない。
1人で生きていくことを選ぶ。
愛なんていらない。
感情なんてとっくの昔に捨てた。
こんなに鮮明に悪夢が蘇るのは、きっとあの騎士のせい。
今更城に戻れって何を考えてるのかわからない。
ルミナスの命と言われてもどうせ‘’王“が言いだしたことだ。
絶対に指示に従うつもりはない。
そう誓い再び私は眠りに落ちた。
太陽が昇りはじめた朝方。
辺りは薄暗い頃にまた、“あの光景“が出て目を覚ます。
なんで…?前はこんなに出て来なかったのに。
最近毎日出てくる気がする…。
いつもなら落ち着く家の中が息苦しく感じて外へ出る。
「……っ!?」
いるはずのない人がいて声にならなかった。
「やっと出てきてくれました。
ルチア様、俺と一緒に城に戻りましょう。」
ドアの横に背を預けて立っていたのは、昨日来た背の高い騎士だった。