ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
ルミナス
決意した瞬間景色が一気に変わって、目の前には横たわるレイがいてその周りを騎士団長達が囲っていた。
「ルチア!大丈夫か!?」
「アラン…」
「良かった…さっきまで激しい光がお前を包み込んでたんだ。」
お母様の光が現実だとすごい事になってたんだ。
確かに、私に付いていたブレスレットが外れている。
やっと、自由に魔力が出せる。
「あーあ、残念。やっぱりペリドットの石あなたが隠し持ってたんだ。
闇に包まれればブレスレットを通して俺に魔力が入ってたのに」
「バルトラ…私はあんたを助けるから。
それが条件で、闇の騎士達に強力してもらってここまで連れてきてもらったの。」
「あなたオニキスの事知ってるでしょ?
もう、手遅れだよ」
「いいえ、今の私ならできるからちょっと待ってて」
それだけ言うと私は、レイの方に向き直す。
「あなたを絶対助けるからもう少しだけ待っててね」