ルミナス~双子の王女と7人の騎士団長~
「しつこい。何度来ても私の答えは変わらない。」
「俺も昨日お伝えしました。
あなたをお連れしないと城に戻れないと。」
背の高い騎士は、私のゆっくりと一歩ずつ近づいてくる。
もしかして…違う。もしかしなくてもこの騎士昨日からずっといた…?
「あんたもしかしてずっとここにいたの?」
「帰るところないので。」
「馬鹿じゃないの?
いい?もう一度言うからよく聞いて。
私は絶対に戻らない。私は王女でもなければ王族でもない。
城から追放されたの。
ルミナスでなく王に伝えなさい。」
私は言いたいことだけ伝えると昨日のようにドアを思いっきり閉めようとすると、
騎士は咄嗟に片足を家の中に入れて、無理やりドアを開ける。
「お前がそう言うならもう猫被らなくてもいいよな。
素でいかせてもらう。」
「は?何言ってるの?
ちょ、勝手に入ってこないで。」
騎士は後ろ手にドアを閉めて、私に迫る。
「なら、俺と城に来い。」
「だから嫌って言ってるでしょ。」
「じゃあ、俺帰るとこないしここに住む。」
なんか…本性出した瞬間すごく腹立つ。
何様のつもり?
「いい加減にして。
早く家から出てってくれる?」
「力ずくで外に出せば?」
騎士はま、無理だろうけどと付け足して人のベットに腰を下ろした。
むきになってしまった私は騎士の腕を思いっきり引っ張る。
「…っ!!」
引っ張っていたはずが、引っ張られていてそのまま騎士の胸に倒れる。
すぐさま離れようとするけれど、それより先に私の腰を抱いた。
気づいた時には体が反転し、押し倒されていることに気づく。
両腕をシーツの上で縫い止められて、ろくな抵抗ができなかった。
「ねぇ、なんのつもり?
早く私から離れて。」
「取引だ。
今すぐ城に戻るなら離れる。けど、断るならこのまま俺の好きにさせてもらう」
「……」
私は黙ることしかできなかった。
なんてこの人は強引なんだろう。
「黙ってるならいいってことだよな?」
私の首元に顔を埋める彼。
「俺も昨日お伝えしました。
あなたをお連れしないと城に戻れないと。」
背の高い騎士は、私のゆっくりと一歩ずつ近づいてくる。
もしかして…違う。もしかしなくてもこの騎士昨日からずっといた…?
「あんたもしかしてずっとここにいたの?」
「帰るところないので。」
「馬鹿じゃないの?
いい?もう一度言うからよく聞いて。
私は絶対に戻らない。私は王女でもなければ王族でもない。
城から追放されたの。
ルミナスでなく王に伝えなさい。」
私は言いたいことだけ伝えると昨日のようにドアを思いっきり閉めようとすると、
騎士は咄嗟に片足を家の中に入れて、無理やりドアを開ける。
「お前がそう言うならもう猫被らなくてもいいよな。
素でいかせてもらう。」
「は?何言ってるの?
ちょ、勝手に入ってこないで。」
騎士は後ろ手にドアを閉めて、私に迫る。
「なら、俺と城に来い。」
「だから嫌って言ってるでしょ。」
「じゃあ、俺帰るとこないしここに住む。」
なんか…本性出した瞬間すごく腹立つ。
何様のつもり?
「いい加減にして。
早く家から出てってくれる?」
「力ずくで外に出せば?」
騎士はま、無理だろうけどと付け足して人のベットに腰を下ろした。
むきになってしまった私は騎士の腕を思いっきり引っ張る。
「…っ!!」
引っ張っていたはずが、引っ張られていてそのまま騎士の胸に倒れる。
すぐさま離れようとするけれど、それより先に私の腰を抱いた。
気づいた時には体が反転し、押し倒されていることに気づく。
両腕をシーツの上で縫い止められて、ろくな抵抗ができなかった。
「ねぇ、なんのつもり?
早く私から離れて。」
「取引だ。
今すぐ城に戻るなら離れる。けど、断るならこのまま俺の好きにさせてもらう」
「……」
私は黙ることしかできなかった。
なんてこの人は強引なんだろう。
「黙ってるならいいってことだよな?」
私の首元に顔を埋める彼。