フォンダンショコラな恋人
同期がドン引いてても知るか……と思った。
実際のところは引くどころか皆はテーブルの上のおにぎりとスープに釘付けになっていたわけなのだが。
鶏ガラの優しい味のスープは2人で飲酒した後や、夜食に翠咲がいつも出してくれるものだ。
ネギと卵と、少しだけ生姜の風味。
ほっとする味で、陽平のお気に入りでもある。
温かいそのスープを飲んだら、ますます酔いは醒めてきた気がした。
「陽平さん、お水も飲んでね」
「分かった」
翠咲からコップを受け取った陽平は素直にそれをこくこくと飲む。
おにぎりを平らげて、スープまで飲み干した真田達は席を立った。
「あら? 良かったらごゆっくりどうぞ?」
「いや、なんだか新婚みたいなお2人の邪魔をする気にはなれなくて。それに珍しい倉橋の姿も十分見られましたから。倉橋、いいパートナー見つけたな」
からかうでもなく、真剣な様子に陽平も屈託なく頷いた。
「ああ。そう思ってるよ」
ごちそうさまでしたーとか、結婚式の時は呼べよ!とかそんな風に言い残して彼らは帰っていく。
玄関まで見送ってリビングに戻った陽平は、片付けをしている翠咲をぎゅうっと抱きしめる。
「んー? どうしたの? まだ酔ってる?」
実際のところは引くどころか皆はテーブルの上のおにぎりとスープに釘付けになっていたわけなのだが。
鶏ガラの優しい味のスープは2人で飲酒した後や、夜食に翠咲がいつも出してくれるものだ。
ネギと卵と、少しだけ生姜の風味。
ほっとする味で、陽平のお気に入りでもある。
温かいそのスープを飲んだら、ますます酔いは醒めてきた気がした。
「陽平さん、お水も飲んでね」
「分かった」
翠咲からコップを受け取った陽平は素直にそれをこくこくと飲む。
おにぎりを平らげて、スープまで飲み干した真田達は席を立った。
「あら? 良かったらごゆっくりどうぞ?」
「いや、なんだか新婚みたいなお2人の邪魔をする気にはなれなくて。それに珍しい倉橋の姿も十分見られましたから。倉橋、いいパートナー見つけたな」
からかうでもなく、真剣な様子に陽平も屈託なく頷いた。
「ああ。そう思ってるよ」
ごちそうさまでしたーとか、結婚式の時は呼べよ!とかそんな風に言い残して彼らは帰っていく。
玄関まで見送ってリビングに戻った陽平は、片付けをしている翠咲をぎゅうっと抱きしめる。
「んー? どうしたの? まだ酔ってる?」