フォンダンショコラな恋人
「これで今回の君の立場はあくまでサブなんだから、表には出ないように。案件は法廷に持ち込まれた、ここからは僕らの出番だ。君はもう、頑張らなくていい」
もしかして、慰めている?
突き放しているようにも思えるけれど、違うの……?
「頑張らなくて……いい?」
「ああ。あー、変な風に思うなよ。もう充分頑張ったって話だし、僕はそれを見てきた。それでも、手を出すことは出来なかった。けど、今からは違う。僕が頑張る番だ、と言っているんだ」
腕を組んでとても偉そうで、淡々としているけれど、内容は違う気がした。
だって、少しだけ横を向いている首元が赤い。
翠咲は、ふ……と笑う。
「倉橋先生、頼りにしています。よろしくお願いいたします」
廊下で翠咲は倉橋に頭を下げた。
倉橋が翠咲を見る。
一瞬、笑った気がした。
「まかせなさい」
翠咲は胸がきゅん、と音を立てたのを感じる。
「ね、今、笑いました?」
「笑ってない」
もしかして、慰めている?
突き放しているようにも思えるけれど、違うの……?
「頑張らなくて……いい?」
「ああ。あー、変な風に思うなよ。もう充分頑張ったって話だし、僕はそれを見てきた。それでも、手を出すことは出来なかった。けど、今からは違う。僕が頑張る番だ、と言っているんだ」
腕を組んでとても偉そうで、淡々としているけれど、内容は違う気がした。
だって、少しだけ横を向いている首元が赤い。
翠咲は、ふ……と笑う。
「倉橋先生、頼りにしています。よろしくお願いいたします」
廊下で翠咲は倉橋に頭を下げた。
倉橋が翠咲を見る。
一瞬、笑った気がした。
「まかせなさい」
翠咲は胸がきゅん、と音を立てたのを感じる。
「ね、今、笑いました?」
「笑ってない」