星に愛された彼女は
「あれ?ルイ照れてるの?かわいー!」

「んー…僕のことはもぉいいよー。」

そんなこんなで2分ほどだろうか

三人で雑談しているとバッと勢いよくシュンが帰ってきた。

「え…シュンどうしたの?」

急いで帰ってきたシュンに怜は美玲に何かあったのかと心配する。

「っ………もう総長部屋いかねぇぞ…。」

真っ赤になってそう言ったシュンに幹部部屋はシーンと静まりかえった。

「…シュン、美玲になにしたの?」

口角は上がっているけど目は笑っていない怜にシュンは青ざめる。

「お、俺からはなんもしてねーよ!」

「へぇ~、シュン君ったら“俺から”って…なにされたのかなぁ?」

さらにルイとアオイにも圧をかけられさらに慌てる。

「ち、ちがっ…美玲もわざとじゃねぇんだよ!!事故だ!」

そしてこのシュンの美玲に何か顔が赤くなるようなことをされた発言に部屋の温度が下がった。

「…僕、美玲の所行くから。」

怜はスッと立ち上がって幹部室を出た。
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