星に愛された彼女は
「『わざとじゃなかったの…!』…だ!!頭沸いてんのか!?」
保健室の話かな?
「『女の人が嫌いなの?』じゃねーよ!鬱陶しい!空気読めないの!?天然ぶってんの!?てか、周りが!リキが!甘やかしすぎなんだよ!!だからあんなお姫様扱いされて調子に乗るんだ!!」
分かる…
心の中で同意して静かに相打ちをする。
「てか、なんだよあの銀髪!!『無理矢理にでも呼ばせてやるよ、絶対に』…だぁぁぁれが呼ぶか!!あの俺様野郎!!あんなキャラは漫画とかで充分なんだよ!!」
僕もあの銀髪嫌いー、でも王道小説とかだったらヒロインとくっつくのって大体俺様なんだよねー…ムリ、あんな奴に美玲は渡さない、断固拒否。
その後も美玲の愚痴を静かに聞いていると少しずつ声が小さくなってスー…と寝息が聞こえ始めた。
寝たかな…?