星に愛された彼女は
さて…

状況は安定した

これでハルキも易々と手を出せないはずだ

「私も知り合いだと嘘をついたのは謝るわ...」

そう言ってゆっくりと席に戻る。するとハルキも大人しく隣に座った

「2人の身近な存在だって知られるとあなたみたいに怖い人に絡まれることが多くて...」

眉を下げ、肩を震わせてか弱そうに見えるように口元を手で覆う

「...それなら、なぜこんな所へ?ここはあなたの言う怖い人が多いはず」

「そ、それは...」

まずい、何も考えていなかった...

背中にスっと冷や汗が流れる

「え?ここって怖い人が集まるの?私、ここは普通のオシャレなBARかと...」

キョトンとした顔でハルキを見つめつつ、さすがに無理か...?と内心焦りながら様子を伺った

仕方ないだろ、こっちだって正体がバレないか必死なんだよ...

「...そうだったんですね、危ないので今後はここに来ない方がよろしいかと」

こいつバカだ...!助かった...!さすがあのバカ集団の一味だ、とほっとしたのもつかの間

カラン、とお店に誰かが入店した音が聞こえた

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