星に愛された彼女は
二、三分ほど待つとやっと笑い切ったのか目に溜まった涙を拭いていた。

「ごめんね、玲央、拗ねないで?すっごくスッキリした!カッコよかった!」

怜がそう言ってくれたので炭酸を犠牲にした甲斐があった、と思った。

「…拗ねてない。それより問題なのはあいつら全員と同じってことだろ。」

「何が?」

「クラスが」

「……職員室行って教師殴る?もしかしたらクラス変えてくれるかも〜…なーんて」

なるほど…さすが怜だ。行くか。

「よし、行こう。」

「違うっ!玲央違う!冗談だから本気でやろうとするのやめてぇ!」

怜が言い出したのに…

「…わかった。」

私がそう言うとあからさまに安堵する怜。

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