【短】お前が誰のものか分からせてやるよ。

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それから、会計するときに私の友達が瑠衣にまた質問していた。余計なこと言わないか不安だったけど、笑顔でかわしてたからホッとする。


家に帰ってから鞄を探ると、いつのまにかお店のロゴが入った紙のコースターが入ってるのを見つけた。


裏には、自分の連絡先と「久しぶりに話がしたい。待ってる」という一文。


いつ入れたんだろう、ぜんぜん気づかなかったな。

早速追加して、メッセージを送ると夜に返信が来た。瑠衣は、あのイタリアンレストランの店長らしい。え、サラッと書いてるけどいつのまにか出世してる！

普段は余り店頭に出ることはないけど、繁忙期は自らホールに出て接客をこなしてるんだとか。

大学生の時に私と一緒にいた当時から、話術が巧みな人だと思っていた。

今はより一層磨きがかかっているんだろう。